『ガヴィングツリィ』
どこまでいっても現実しかない。
歌詞
ここではないどこかはなくて
あらゆることに意味はなくて
ささやかな抵抗と妥協で
それは形作られてゆく
「難しいお話は嫌い」
「絵本みたいに説明して」
子供のような振る舞いを嫌悪するのは
幼稚な自分をそこに見るから
空腹でいられることが
嬉しいと感じてしまうのは
満腹が苦痛であると
知ることができたからかな
仮想世界で永遠に
戯れていたいと思うのに
それが実現していないのは
天才たちの怠慢だろう
神様なんていないけど
時にふと祈ってしまう
「思い通りの世界を
今すぐに構築してください」
でもそれは叶わない夢で
折り合いをつけていくしかないから
諦観の泉から汲んだ水を
ガヴィングツリィへ注ぎ込む
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