『リノシュアレンス』
煙に巻くようなシューゲイザー。
歌詞
簡素な佇まいに
澄ました表情を浮かべ
焦点を絞らず
不明確に眺める
白けているように見えるのは
そう見たがる主観のせい
思い込ませているのは
虚弱なリノシュせいかな
自意識は砕け散って
茫漠な流れの中へ
一時的に切り取られた
景色へと暗転する
備忘的な作り話で
感情を宥め賺すのは
複製品を求める
感受性の幽霊だけ
蜂蜜で構築された
歯車を組み込んだら
飛行船に戻ろうね
抑揚のない波形を
壁に向けて注いでいたら
話しかけてくれたんだ
「何を見ているの?」
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