『ザクレナユメ』
なんか暗い。
歌詞
誤解されてしまうことには
もう慣れてしまった
「この苦しみは誰にもわからない」
そんな感情も失った
記号的に処理されゆく
無機質な神経回路を
研ぎ澄まされた鋭利な
洞察力と名付けよう
信じていたものから
裏切られることでしか
拡張されない価値観
ただそれに縋るしかないから
黒い海の底で
溺れ続けている
もがくこともせずに
その場に留まる
地上へ近づけるために
引き上げようとするのは
この潰れゆく身体を
鑑賞するためなのでしょう
「またザクレナユメだ」
夢であることに安堵した
そう思い込まなければ
耐えられそうになかったから
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