『アミリアムル』


どうにもならないことで思いつめない方が吉。

歌詞

「報われる複製ではなく
 報われぬ原型であれ」
絶対的な方針の鎖が
脳内の僕を縛り付ける

物事を軽く捉えることができず
都度都度重く捉えてしまって
自らを苦しませがちな
日々を過ごしがちだった

あり余る時間を使って
感性の背中を撫でる

時間の経過とともに
視野が広がり耐性がつき
良い意味で適当になって
楽になることができたな

とは言え欲しいものに対して
「どうせ手に入らないや」
と悲観しがちな傾向はあって
どうもなくなりそうにないや

「フィルタなしで
 揺さぶれるのかな」
と知りたかったの
かもしれない

十年前から相変わらず
夜な夜な体操座りをしつつ
画面と外を交互に見ながら
指を滑らせている

静かな部屋の中で
イヤホンで耳を塞ぎ
現実から切り離された
この場所で蹲っていたい

鈍色の情動の吐口になってくれ
他力本願の刃で抉るから

とりあえず言える確かなことは
いつか終わりが来ることだけ

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